こんにちは、医師ハルハクです。

先日、小学校3年生の娘が高熱が出ました。

感冒症状もあり、小児科のクリニックに連れて行き、受診しました。

そのときのことをレポートします。

同じような境遇のかたのお役に立てればと思います。

症状の経過

初日:

体のだるさ、倦怠感(けんたいかん)が出現。

熱はなく、体のだるさ、吐き気がありました。

「吐きそう、キツい」と言ってました。

2日目:

初日と同じような症状。

発熱は無し。のどの痛み、咳や痰も出てきました。

体温が37度台まで上昇。

3日目:

体温が38度台まで上昇。

最高38.96度と、ほぼ39度まであがりました。

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深夜、「熱いよ、頭が痛いよ、、、眠れないよ、」と訴え、とてもかわいそうでした。

自宅あったアセトアミノフェン(カロナール)300mgがあったので、飲んでもらって、36度台までいったん解熱しましたが、薬の効果が切れるとまた体温が上がります。

そんな感じの繰り返しでした。

4日目(受診日):

非出勤日だったので、小児科のクリニックに連れていくことに。

長男がときどき受診している、お世話になっているクリニックです。

娘は初めてでしたが、いつも通り丁寧に対応して頂きました。

問診票を書いて、体温測定。

受診時の体温は37.5度。

身長、体重を測定。

あまり待たずに医師の診察に呼ばれました。

家族など周囲の人の体調などの状況を聞かれ、聴診、咽頭の診察、耳鏡で耳内の診察。

咽頭が赤くなっていて、炎症はあるようでした。

医師から「風邪で良いとは思いますが、コロナも最近増えてきています、いずれも対症療法にはなりますが、希望があれば、コロナの検査もできます」といった内容で丁寧に説明して頂きました。

コロナは以前より制限はなくなっていて、治療は基本的に対症療法です。

ただ、小学校への登校の判断や、周囲への感染拡大への懸念のため、コロナの検査を希望しました。

(私の周りでも最近、コロナで勤務できなくなった医師がいます)

「鼻咽頭ぬぐい液」による抗原定性検査です。

経験あるかたも多いと思いますが、この検査が棒を鼻の奥まで入れるので辛いです。。。

頑張ってくれました。

結果は「陰性」でした。

「鼻咽頭ぬぐい液」による抗原定性検査は、感度は80%台といったデータもあるようで、結果が陰性だからコロナじゃないとは言えませんが、ひとまず良かったです。

ちなみに、コロナでないとすれば、夏かぜの原因ウイルスとして、

・アデノウイルス

・コクサッキーウイルス

・エコーウイルス

などがあります。

乳幼児だとRSウイルスも多く、近年は夏にも流行するようですね。

今回は、アデノウイルスかな、という気もしました。

処方箋をいただき、調剤薬局へ。

頂いた薬はこちら

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小児科で処方して頂いた「アスベリン」と「カルボシステイン」

アスベリン:

鎮咳薬(咳止め)です。去痰の作用もあります。

カルボシステイン

去痰薬です。気道粘液の調整、粘膜を正常化させる特徴があります。

解熱鎮痛剤のアセトアミノフェン(カロナール)は自宅にある分があったので、処方してもらいませんでした。

薬も使うことで、娘の体調は少しずつ良くなってきています。

あなたやあなたの周りでも、風邪のような症状が出始めたら注意してくださいね。

病状によっては早めに医療機関へ受診されてください。